2020年度 福島学 南相馬市視察
さる8月20日に「福島学」受講者の中で視察希望者17名、教職員4名の21名で南相馬市視察を行いました。6月には南相馬市復興企画部の土井様、石川様田仲様はじめ南相馬市の皆様にオンラインにて講演をいただき交流を深めてきました。
これまで学習を進めてきた内容について、自分の目と耳と肌を使って確認し、さらなる新たな学びを得るための南相馬市視察です。
新型コロナウイルス感染症の予防のため事前の体調管理、そして当日の検温や体調チェックを行い大型バス2シートに1名着座で出かけました。
視察先の防災センターでは、震災時の津波の高さを再現している柱があり、皆その高さに圧倒されました。時系列で災害時の様子が展示され、また災害に備える観点からの展示もありました。震災の経験を風化せず、災害に備えることの大切さを改めて学ぶ機会になりました。
併設されている消防署では、災害時に活躍する大型のエアテントやレスキュー隊の訓練の様子を見学させていただきました。人命救助のために日頃から訓練を欠かさず取り組んでおられました。確実に早く救助を行う真剣で厳しい訓練に感動しました。
今年度は、小高地区を散策しながら復興について考えています。交流センターを拠点にそれぞれ昼食をいただき、その後、小高ワーカーズベースにて代表の和田様より「予測不能な事態を楽しもう。自分たちの手で未来を、可能性は豊富だから」「視点を変えればチャンスが見えてくる。」「自立した地域社会を実現する」「コミュニティーで安心できるように」などたくさんの言葉をいただきました。
その後、JR小高駅にて南相馬市観光交流課の馬場様にJR小高駅を高校生と共に企画デザインを行う活動について伺いました。南相馬市には、未来を考え精力的に活動されている方々の力がみなぎっておりました。
視察に参加した学生も大きな刺激をいただき学びを深めた一日になりました。
南相馬市の皆様本当にありがとうございました。