キャリア教養学科 アカデミックスキルズ“ぐるぐる”~性犯罪~
学生の学修力強化を目的とした「アカデミックスキルズ」の授業では、6回にわたって“ぐるぐる学習”が行われています。学生は6つのグループに分かれ、“ぐるぐる”と毎回異なった教室を巡り、先生の専門分野に応じた6つのテーマについて学びます。
今回ご紹介する教室のテーマは、“性犯罪”です
性犯罪の被害者は10~20代の女性が最も多く、若い世代には是非とも学んでおいてほしい分野ですが、性というデリケートな問題が関わるため、男女一緒では扱いにくいテーマでもあります。
しかし桜の聖母短期大学は女子大・・・
そうです、「女子大だからこそ学べる分野」なのです!
どんなことを学んでいたのでしょうか?
ちょっと覗いてみましょう!
講義では、最初に、性犯罪に関する刑法改正の経緯や事件発生から判決に至るまでの流れ等が説明されました。
学生たちは、性犯罪とはどんな犯罪なのか、時代と共にどのように変わってきているのか等を学びつつ、実際に事件が起きたらどんな流れで手続きが進んでいくのか等を学んでいきます。
基礎的な知識を学んだあとには、無罪判決の事案を検討します。
事件の内容を知ると心が痛みますが、実際の事件なのでとてもリアルです。
先生から「何が無罪判決のポイントになったのか?」という難問が投げかけられましたが、実際の事件を前にすると、議論にも自然と力が入ってきます。
このワークを通じて、学生たちは性犯罪の立証の難しさを実感している様子でした。
最後に、被害者が自分を責める必要がないこと、被害者への配慮の重要性等について先生からお話されました。
講義を受けた学生からは、「重いテーマだったけど、大事な事だと思った」「刑法をもっと勉強したいと思った」等の声があがっていました。
学術的興味が湧いてきた様子の1年生。色々な分野に触れて、もっともっと興味を広げていきましょう!