【キャリアデザイン・編入支援クラス】～ 福祉と社会を知る～児童虐待という問題から～

　今回の編入支援クラスは、社会福祉分野がご専門の坂本先生をお招きして、児童虐待問題から福祉と社会のかかわりについて学びました。

　

　そもそも福祉とは何か。その定義を踏まえて、社会福祉とは何を目指すことなのか。
社会と人間の接点に起こる生活の問題って何だろう？対象になる人は誰？どのようにすればその問題は解決できる？予防できる？
　非常に広い問いかけですが、しかし社会の一員として生きる私たちにとっては知識を得て、社会を支えていく必要があります。

　

貧困に苦しんでいる方々、高齢で介護を必要とする方々、障がいのある方々、母子家庭・父子家庭の方々、ホームレスの方々・・・社会全体として考えるべき課題や支えるべき人々はたくさんありますが、今回は児童虐待に焦点を当てて講義を頂戴しました。

　

虐待の定義、児童虐待の現状、通告義務、児童虐待相談対応の内訳、そして児童福祉施設に入所せざるを得ない子どもたちのリアルな言葉そして虐待の発生要因を知り、私たちは何が出来るのかを考えました。

　

社会福祉を考え、社会的弱者という方々を救う方策にこれという正解はありません。しかし、社会に生きる一人として社会福祉に関する知識を深め、支援の方法について自分なりの見解を持つことは重要です。

　

さて、学生たちは小論文という形でどのような意見を出してくるのでしょうか。力強い意見を期待しています。