キャリア教養学科　日本の財政について学ぶ

　「公共政策論」の授業では、財務省東北財務局福島財務事務所の山川潤一所長をお招きし、「我が国財政の現状と課題」というテーマでご講義いただきました。
　
　まず初めに、財務省財務局の広範な業務（財政、金融、経済調査、国有財産に係る業務）について、私たちの生活と関連づけながら、具体的にご説明いただきました。
　

　
　次に、少し難しいテーマですが、「我が国財政の現状と課題」について。日本の予算の規模や使われ方、国債依存度と債務残高（我が国が毎年どのくらい借金をし、今後どのくらいの借金を返していかなければならないか）、財政悪化の理由（なぜ借金をしなければならなくなったのか）などについて、わかりやすくご講義いただきました。　
　

　
　債務残高が諸外国と比べ突出した水準にあると言われる、「超高齢社会」の日本。今後さらに高齢化が進行し、社会保障費（年金、医療、介護等のための支出）がますます増大すると予測されています。今回の授業は、財政健全化に向けてどのような取り組みが必要か、各々がしっかり考え、自分の意見を持つ良い機会になったのではないでしょうか。