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キャリア教養学科 司書科目「情報資源組織演習」(2年)の受講生10人が図書館情報センターで実地研修を行いました!


教室の中で学んだ知識が実際の図書館業務にどうつながっているのかを考え理解する機会として、「情報資源組織演習」では11月11日と18日に本学図書館情報センターにおいて実地研修を行いました。図書館業務の体験とともに図書館司書の方たちとの触れ合いの場ともなりました。
研修では、最初に司書の菅野さんから、全国の大学図書館が参加している目録システム(NACSIS-CAT/ILL ナクシスキャット/アイエルエル)とそれと連動する本学図書館システムについて説明があり、共同分担方式による目録作成の流れを学びました。

NACSIS-CAT/ILLと図書館システムの説明

その後、実地研修のメインである目録業務の体験を行いました。
研修場所は普段学生が立ち入ることがない司書室やカウンターの内側です。
目録の登録業務では、NACSIS-CATの書誌データを利用し本学図書館の目録データを作る手順の説明を受け実際にPCを操作しデータを登録する体験をしました。また、カウンターでは、図書に蔵書印の押印や請求記号ラベル、バーコード貼付などの「装備」と呼ばれる業務を体験し、さらに研修時間内に利用者が来た場合は貸出処理も体験することができました。学生は、初めての経験(当然そうですね)なので、緊張しながらも司書の方の手取り足取りの指導のおかげでなんとか業務をこなしていました!(綺麗に蔵書印を押すことは意外に難しい!!)それぞれの業務を実際に行ってみることにより、ネットワーク化された目録作成の現場や1冊の本がどのような流れで登録されOPACのデータとして反映されるかなどについて実践的な学習ができました。

 
実地研修の最後には、上記の業務体験と平行して取り組んだ特別課題「本学図書館情報センターの良い点・改善点」のレポート発表を学生が行いました。“図書館の利用方法が分からない学生のためにさらに情報発信が必要ではないか“、”シラバス参考図書コーナーを使いやすくするために学科などの見出しをつけてはどうか“、”図書館でもWi-Fiを使えると貸出PCの利便性が高まる“、などたくさんの改善点がレポートされました。学生発表に対しては遠藤センター長や司書の方からコメントがあり、図書館のサービスや設備等について学生と職員が直接話すことができる貴重な時間となりました。魅力的な図書館作りの活動に学生が主体的に加わり、さらに活動が広がっていくことが大いに期待されます。

学生レポート発表

図書館学の専門的な知識の獲得だけでなく図書館業務とのつながりの中でより実践的な学びが深められるよう、今後もこのような図書館の場を活用した学習の機会を作っていきたいと思います。
学生の皆さん、図書館の仕事って面白い!って感じましたか!?

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