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キャリア教養学科 行政と民間の協働による生涯学習づくり ~「生涯学習概論」:アオウゼ市民サポーターという人を輝かせる仕組み~


 福島市駅近くにある「アクティブシニアセンターアオウゼ(AOZ)」をご存じですか。多くの中学生・高校生にとっては自習室としておなじみかもしれません。しか~し!それだけではないんですよ。アオウゼは、その名の通り「アクティブシニア」をメインとした生涯学習とにぎわいづくりを目指す施設であり、機関なのです。

 特筆すべき点は、年間実施されている約500講座のうち6割が、市民サポーターという地域の方々のボランティアが発案・企画・運営を担当していること。(残念ながらコロナ禍によって開講されている講座は約360にとどまってしまっているようですが、それでもその半分以上は市民サポーターの企画だそうです。)もっと特筆すべきことといえば、2021年11月でこのアオウゼは11歳の誕生日を迎えます。つまり、行政と地域住民による協働での講座展開を10年以上、ずっと継続しているということです。
 
 この継続性のカギは、「市民である私の気づきややりたいことを企画したい」「学びを地域の方々に広げたい」「もっと多くのつながりを作りたい」と意欲ある市民サポーターを養成しつづけ、人材開発をしている点でしょう。
 
 いまや50名以上もいらっしゃる市民サポーターが、どのような意識で生涯学習講座を創出しているのか。地域に関わっているのか。コーディネーターがどのように行政と市民サポーターと受講生をつないでいるのか・・・今回は4名からのゲストスピーカーのリアルな講話を頂戴し、その上で質疑応答タイムを確保しました。学生たちの生涯学習への理解がさらに広く、深くなったようです。

 

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