【福島学2023】「フィールドワークの目的を明確にする」
8月23日に実施する南相馬市フィールドワークに向け、先日講演いただいた南相馬市方々のお話や、6月の実施した双葉、浪江町のフィールドワークなどを振り返りました。
今回は、南相馬市をフィールドに防災センターや沿岸部の視察、小高地区を拠点にグループごとにフィールドワークを行います。それに向けて、今回の授業ではフィールドワークの自分の課題意識・目的意識を明確にして、何を獲得してくるかをグループワークによって意見交換をしました。
9月には「福島学✕SDGs」というテーマのレポートを課された学生たち。さて、どんな視点でフィールドワークに臨むのでしょう。
【学生の意気込み】
・フィールドワークとは”生の”データを直接的に観察し、収集することであるということを理解した。また、”生の”情報を得るためには、ノートテイクをすること、写真を撮ること、インタビューをすることが重要で、そのためには目的を持っていくことが重要であると理解した。8月23日に南相馬市に行く時には目的を持ち、ただ見るだけにならないように事前に調べていくべきであると思う。地域の人にインタビューをしてきたいと思う
・これからの南相馬市、小高地区のフィールドワークを通して何を学ぶのか、また今の福島との違いや復興について直接的に聞けたらと思った。
・東日本大地震からどのように町が復興したかをフィールドワークで見てくるだけでなく、環境問題などのSDGsに対応する取り組みはどのようなものなのかを知ることで、未来につながる解決策を自分たちで見つけられると思った。特に、見学予定の企業では、震災後の南相馬市とともに歩んできたということなので、震災後に会社を設立するにあたってどのような苦労があったのか、逆に利点となった部分はあるのかを知りたいと感じた。