「やらない後悔は絶対したくない!」国家資格・介護福祉士を取得した先輩からの講話~キャリア形成論~
キャリア教養学科の必修科目「キャリア形成論」は、VUCA社会の21世紀に生きる人材としてどのような姿勢、教養、スキルを持ち合わせるべきなのかを一緒に考えていく授業です。
また「自分は何を目指そうとしているのか」という自己理解と「これからの社会はどう動くのか」という社会動向についても学びつつ、多様な分野で活躍しているゲストに来ていただくこともこの科目の特徴の一つです。
・・・ということで、今回は2016年度に本学キャリア教養学科を卒業して、今は介護施設で活躍中の阿部千春さんに来ていただきました。
阿部さんは、短大在学時は司書資格も取得しながら、「せいたんなび」という本学のオープンキャンパス運営委員を務め、複数のバイトも掛け持ちしつつも、介護関連の資格取得のためにダブルスクールをしたという努力家。彼女の行動の根本にあるのは「やらない後悔だけは絶対したくない」というものでした。福祉分野の道に進んだのも、「AIとの共存社会が到来しても、超高齢社会が続く日本では介護は必須の分野だし、“こころ”を持つ人しかできない寄り添いをしたい」という強い信念が根底にありました。
ここで、学生の振り返りコメントの一部を覗いてみましょう。
▶私もやらないで後悔するよりも、実際にやってみてダメだった方が自分が諦めるのかまだそれを続けたいのか考えることができたり、次への対策を練ることができると思っている。」
▶学びは固定観念や硬直化した考え方、価値観を解凍する。体験が一番の学びであり、沢山チャレンジすることで成長できる。社会に出た時に武器となるものを持ち、活用できるよう、学生のうちにできることを積極的にし、やらない後悔をしないよう、多くの経験をしたい。
▶自分が興味のないことにどんどんチャレンジしていことで、たくさんの武器を得ることで新しい発見ができるかもしれない。自分はまだはっきりとやりたいことが決まっていないので、図書館やニュース、新聞などをみて情報収集したり、今日の授業のように実際に他の人の話を聞いたりして、自分は何がしたいのかということと向き合っていきたい。
優しい口調なのに、確固たる信念が伝わる先輩・阿部さんの講話に胸を打たれた学生、背中を押された学生が多数いたようです。