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福島学 令和6年度南相馬市フィールドワーク


 令和6年8月20日南相馬市にフィールドワークに出かけました。事前に南相馬市市役所のみなさんより南相馬市の復興について講演をいただいていました。講演をいただき学んだことやこれまで双葉町・浪江町へのフィールドワーク時の気づきももとにさらに学びを深めてきました。
 
 南相馬市防災センター見学時の様子


 震災時の様子が時系列で展示されています。真ん中の柱に津波到達の高さが表示され、相乗以上の高さに皆驚いていました。
 
 小高区でのフィールドワーク  小高駅舎haccoba・パブリックマーケット

 haccobaの佐藤様より小高地区で醸造を始めた経緯や震災後の小高地区での暮らしについて話を伺いました。学生からは、お酒造りとは直接関わりのない職業の方とお酒を通して交流する機会を作り、日本酒を作る際に新しい発見が生まれるとの話がとても興味深かったとの感想が寄せられました。
 
 双葉屋旅館様 女将さんの小林様よりお話を伺う 小高の菜種油を使用のハンドクリーム

 双葉屋旅館の女将小林様より、震災後のご家族の避難時のことや小高地区に戻っての生活、小高地区を若い世代に引き継いでいくという思いをお伺いしました。小高地区で収穫された菜種油と蜜ろうを使ったハンドクリーム作りも体験しました。お金で買えないものを沢山無くしたけれど、できることにどんどん挑戦し試みている女将さんの行動力に学生たちは感銘を受けたようでした。
 
 おれたちの伝承館



 

おれたちの伝承館 中筋様より小高地区に「おれたちの伝承館」を設立した経緯や、
写真家として震災直後からの街の変わりようを記録し続けてきた思いをお伺いしました。

 
 学生の振り返りから

・どの場所でお話をお聞きしても「伝えていきたい」「伝えていかないといけない」という言葉が多かった。東日本大震災の当時の事を思い出し振り返りながら、自分たちは経験してきたが、今の中学生から下の世代は経験したことがない為、どのようにこの経験を語り伝えていくと良いのか、自分たちが聞いた貴重な話を自分の言葉でどれだけ伝えることができるのか考えさせられる内容だった。
・おれたちの伝承館に足を運んで、知らなかった街並みの変化を改めて気づくことができた。写真で比較すると、街がどんどん閑散としていく姿が記録として残っているため、このことを福島県民に限らずに、他県の人にも知ってもらうべきであると考える。

 
 福島の未来を考える学生たちにとって、実際に見て聞いて肌で感じることを大切に、学びを深めた経験になったようです。

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