特別研究「こどもとことば」
~埼玉県立特別支援学校大宮ろう学園幼稚部にて参加観察~
学生たちの夏休みも後半になりました。9月19日には、特別研究グループ「こどもとことば」(狩野ゼミ)の学生たちが、さいたま市大宮区の「大宮ろう学園 幼稚部」へ出かけました。途中、新幹線が止まった珍道中でしたが、何とか無事に日程を終えることができました。大宮ろう学園は、「日本手話」を学校生活や学習全体に使用するろう学校です。
やっと到着:今年の狩野ゼミ 1名は風邪のため欠席で4名です。
既に泥あそびは第1ラウンドを終えて、あそびへの入り方に、躊躇気味の学生たちでしたが、じきに子どもたちのほうが視線や発声で、学生たちに働きかけてくれるようになります。
懸命に視線を合わせながら、学生の方からも表情や動作で応えようとしています。学生たちが子どもたちの遊びのイメージを懸命に探り、一緒にイメージを楽しむ様子が見えます。
ゼンマイ式の電車を頭に乗せて振動を感じる子どものイメージを学生が読み取ります。
好きな材料を選びながら、あそびのイメージに合う道具を作る子どもたちを支え、作ったものであそびます。手話未経験の学生たちですが、子どもたちが積極的に手話だけでなく、動作や発声、指差しなどで働きかけてくれるので、応答的なあそびが普段通り展開します。
暑い一日でしたが、全身を使った外あそびが午後も続きます。
学生たちは保育終了後の学部研修会や夜の会食まで、とても有意義な時間を過ごしました。本当にありがとうございました。