3.11を学びに変える
本学では、教育の発展や質向上を目指すため、教職員のFD研修会、SD研修会を開催しています。9月30日の研修会には、一般社団法人スマートサプライビジョンの佐藤敏郎先生に「3.11を学びに変える」というテーマで講演して頂きました。
本学では「福島学」をはじめとした授業等を通し、学生が、東日本大震災からの復興や福島の未来を考える機会を作っており、今回の研修会には、教職員の他、学生も参加しました。
佐藤先生は、東日本大震当時、宮城県の中学校に勤務し、大川小学校6年生だった娘さんを津波で亡くされ、現在は、全国各地で講演をなさっている他、企業や自治体等の研修の講師も務めていらっしゃいます。ご自分の経験を通し、防災への日頃からの意識、命の意味、大切さ等についてお話してくださいました。
今の時代は、いつどこで大きな災害が起きるか分かりません。東日本大震災の経験、教訓を繋いでいき、それらを私達一人ひとりが自分事として捉えることは、最大の防災にもなり得ます。佐藤先生は、「防災とは、あの日を語ること、未来を語ること」、「防災には、どのような状態でその日を迎えるか、『もしも』はいつもの中にあるという意識が大切である」とおっしゃっていました。
私達は、今回の研修の内容を、本学の教育にもぜひ活かしていきたいと思います。