【福島学】福島学の学びとは
4月から続いてきた福島学も、いよいよ学びの総仕上げ。最後の授業では、これまでグループに分かれて準備してきたプレゼンテーションを実施しました。いつもの教室ではなくカフェテリアに集った学生は、それぞれ工夫を凝らしながら互いに発表し、質疑応答を交わして、主体的な学びの成果を自分たち自身で確認していきます。
福島の現状は、どうなっているのか。復興に向けて、どのような問題があるのか。そして復興、あるいは「福幸」を実現するためには、何をしたらよいのだろうか。真剣に考えて練り上げたプレゼンテーションは、まさにチームワークの賜物と言えるかもしれません。お互いの距離が近く、密度の高いコミュニケーションを通じて学びを深められる、桜の聖母ならではの光景です。
福島学の授業が終わっても、福島の復興に向けた学びはこれからもずっと続けてほしい。そして、もしもあなたが福島にいても、ニューヨークにいても、どこにいても未来の福島のことを考えていてほしい――授業を終えるにあたって、三瓶千香子先生が学生たちに向けて伝えたメッセージです。すでに「あの日」から5年半の歳月が流れましたが、まだまだ課題は多いと言えるでしょう。でも、この福島学の授業で培った力があれば、さまざまな困難を乗り越えて福島の復興につなげることができると学生たちは感じています。卒業後の活躍が楽しみですね。