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後期の授業が始まりました!~「アカデミック・スキルズ」後期第1回目の授業~


 後期の授業が始まりました。
 「アカデミック・スキルズ」の授業では、大学での豊かな学びを確かなものにするために、前期に引き続き、基礎的な「技法」を学びます。学生達も、さらに深い学びの時期に入っていくために、気持ちを新たにして授業に臨んでいます。

 授業の冒頭に、後期の授業内容について後藤先生から説明がありました。
 「アカデミック・スキルズ」の後期の授業では、プレゼンテーションと2年生で行う特別研究に向けた準備が中心になります。

 続いて、三瓶先生が今月の授業で行う「ビブリオバトル」について説明されました。
 「ビブリオバトル」では、自分が選んだ本の魅力を5分で伝え、どれだけ多くの人にその本を読みたくさせたかを競います。最も沢山の人が「読みたい!」と思った本が、「チャンプ本」となります。

 来週は学生全員が「ビブリオバトル」に挑戦するのですが、今回の授業では、加藤先生と元井先生がバトルを繰り広げました。
 元井先生が紹介したのは、清水潔(2013)『殺人犯はそこにいる』という本です。
 自らの取材により、罪を犯していないにもかかわらず殺人犯として罰せられた受刑者の無実を明らかにし、他の殺人事件との関連性を追求したノンフィクション。日本推理作家協会賞など数々の賞を受賞しています。多くの人に手に取ってもらえるようにと、手書きメッセージが綴られたカバーで本を覆い店頭に並べたという書店員の工夫も紹介されました。

 加藤先生は、安武信吾・千恵・はな(2012)『はなちゃんのみそ汁』を紹介しました。この本を知ったきっかけは、本学で9月30日(土)に開催された生活科学科・保育食育プロジェクトのイベントで上映された映画とのこと。がんを患っている女性、その闘病中に授かった娘と夫の生活を綴った随筆です。本のタイトルの由来は、「毎朝自分でみそ汁をつくる」という、闘病の甲斐なくがんで逝った母親と5歳だった娘が交わした約束。感情を抑え淡々と、しんみりとした語り口で紹介されました。

 来週は、顧問別のゼミに分かれ、学生全員がビブリオバトルを行います。どのような本を選び、どのように本の魅力を伝えるのか、楽しみですね!

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