一瞬で崩れてしまうからこそ、大切に創る、築く、つなげるんだ!
新入生は、4月13日から授業がスタート。「大学の授業についていけるのだろうか、理解できるのだろうか・・・」と不安いっぱいの一週間だったと思いますが・・・どうだったのでしょうか。
キャリア教養学科1年生選択科目「地域形成論」は、実践的に地域の方々とつながって、桜の聖母短期大学の所在地「花園町」周辺の「らしさ」と課題を探究していきます。
第1講目は、いきなりジグゾーパズル競争から始まりました。30分で500ピースのパズルをどれくらい組み立てられるか、チームで競争です。「ピースを色別に分けようよ」「じゃ、私、枠づくり担当するね」「あれ、このピース、○○ちゃんのところに合うんじゃない?」・・・こんな元気な会話や拍手などがあちこちから湧き上がりました。
学生の本気のジグゾーパズル動画はこちら → http://youtu.be/oO9sFSfKDJU
30分経過後、ジグゾーパズルをすぐに崩す指示が出ると「えー!!」と悲鳴が。
ここが大切なのです。
組み立てるのは本当に大変なのに、崩れるのは一瞬なのです。地域もコミュニティもグループも同じです。どれだけメンバーと会話をしたか、メンバーを思いやったか、役割分担したかなどでパズルの出来具合に差が出ること、崩壊してしまうのは簡単なこと、だからこそ地域における日常生活や「当たり前」だと思っていることを大切にしなければならないのです。
「パズルを通して、身近すぎてわからなかった問題も、少し話し合えば見つけ出せるということが分かった。地域づくりも同じだと思う」
振り返りシートに、こんなコメントを寄せてくれた学生もいました。
東日本大震災を経験した私たちだからこそ学ぶべきことが多い地域づくり。地域の本質的課題を探る視点を育む授業、いよいよスタートです。