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生命科学から「いのち」を見つめる ―世界はヒトだけのものじゃない―


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桜の聖母では、できるだけ深く、できるだけ広い学びの機会を学生たちに提供することを重視しています。というわけで今回ご紹介する授業は「生命科学」。
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生命科学というと、もしかしたら理科系の分野を思い起こす人が多いかもしれませんね。たしかにそのような内容が基礎にはなっているのですが、現在の学問では単純な「文系vs.理系」という構図は通用しません。もちろん、桜の聖母でも学問の垣根を超えた幅広い教養を修めることが常に意識されています。生命科学の授業は、その一環と言えるでしょう。

さて、第一回目の授業は「生物多様性 - バイオ・ダイバーシティ」というテーマ。つまりはこの地球上にさまざまな生命体や生態系が存在していることを指す用語です。人間の視線から眺めた「美しく、よい世界」は、はたして他の生物にとっても同じなのだろうか?そんな問題を考えていきながら、ケース・スタディとして話題は海洋における生物多様性の話へ。

しかし――。

「このアカカブトクラゲは深海における発光生物のひとつで…」
「うわあ、きれい…。ネオンみたいですね」

「これが海底の熱水噴出孔です。1970年代に発見されて、それまでの生物学の常識が一気に変わりました。地球内部のマグマによって噴き出る温水の作用によって有機物合成が行われ、一説ではこの熱水噴出孔がすべての生命の発生源とも言われているんですよ!」
「そんなに興奮して話さなくても…。」

「あ、マッコウクジラです!マッコウクジラ!体調が20m近くあって3000mぐらい潜ることもできるしダイオウイカを食べるんだよ!すごいでしょ、すごいと思いませんか?ダイオウイカを食べちゃうんですよ?あ、世界最大の動物はシロナガスクジラだけど、このマッコウクジラは歯のある動物としては世界最大なんです!最大!」
「先生、先生!どうしちゃったんですか!落ち着いてください!」
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みんなで映像を見ながら授業を進めていく内に、先生が壊れてきました(笑)。

自分の好きなテーマなので、つい我を忘れて興奮してしまったのだそうです。何はともあれ、「いのち」は重いテーマですが私たちにとって避けられない問題でもありますよね。これ以外にも桜の聖母には、そしてキャリア教養学科には、さまざまな授業のラインナップが揃えられています。あなたも新たな自分を発見して、とことん深めてみませんか?
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※文中でご紹介した映像は、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)作成の「海の生物多様性」です。関心のある方は、下記URLにアクセスしてみてください。
→ https://www.youtube.com/watch?v=f-UaCRc0SCo

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