多様なキャリア形成論 ~オランダ人女性を招いてキャリアを考える~
キャリア教養学科1年生の選択科目「キャリア形成論」は、自らのキャリアを考える上で長期的な視点で構築できる力を伸ばすことを目標としています。多くのゲストスピーカーをお迎えするこの授業ですが、今回はオランダから来日している女性に登壇していただきました。
お名前は、マリオン・ミーステル(Marion Meester)さん。オランダの名門・ライデン大学(Universiteit Leiden)にて日本語を学び、日本の伝統文化、サブカルチャーなどに興味を持ち、何度か来日してホームステイをしているそうです。(今回もビジタービザで3か月、日本文化を学びに来ていました。)
授業では、日本の好きなところやカルチャーショックを受けたところのほかに、マリオンさんの生き方で最も大切にしていること、「キャリア」という言葉や概念をどう考えているのか、マリオンさん自身の夢なども教えて頂きました。
学生たちからマリオンさんへの質問もどんどん出て、教室は感嘆の声や笑顔であふれる雰囲気になりました。
マリオンさん曰く、「キャリアを考えることは大事かもしれません。けれど、人生で出会って、自分の人生を作り出してくれている人を好きになって、感謝することの方が大事。それから自分の“好き”という感情を大切にすることを忘れないでほしい。人生の岐路に立った時、それがやっぱり判断の基準になるんじゃないでしょうか」とのこと。
学生たちからは「他人の目や評価を気にしていたけど、やっぱり自分に素直に生きたい」「感謝の気持ちを忘れないようにしたい」など、多くの振り返りが寄せられました。
学生たちのキャリア構築のヒントになった90分でした。