キャリア教養学科「図書館司書」資格取得を目指す1年生全員が 「COC+事業 図書館ワンディインターンシップ」に行ってきました。
日 時:令和元年11月16日(土) 午前8時から午後4時20分
場 所:せんだいメディアテーク、多賀城市立図書館
参加者:キャリア教養学科1年生8名、引率1名
COC+事業として、図書館司書資格の取得を目指す、キャリア教養学科1年生8名が、将来の職場となる図書館において、ワンディインターンシップを行ってきました。
今回は、指定管理者制度を導入し運営を行っている複合施設と図書館を訪問しました。
複合施設である「せんだいメディアテーク」と、その中に設置されている仙台市が運営する「仙台市民図書館(市内7つの図書館のうち3つの図書館が指定管理者)」と、図書館の基本計画から自治体と指定管理者が共にPPP方式(Public Private Partnership)により、運営している公共図書館「多賀城市立図書館」でのワンディインターンシップを行いました。将来、指定管理者制度による公共図書館が増えれば、公務員以外でも図書館職員としての道が開け、司書として活躍できる新たな職場となります。多賀城市立図書館では、福島県出身者が司書として働いていました。
〇せんだいメディアテーク 仙台市民図書館
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司書の方から説明
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館内見学
〇多賀城市立図書館
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正面 駅から1分
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自動貸出機の説明 中島館長から
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入口の前に カフェテリアと書店
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入口 カウンター
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1階 居間をイメージした閲覧室(飲み物OK)
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2階 書斎をイメージした閲覧室
3階は勉強部屋をイメージ
参加した学生にとっては、新しい「かたち」の素敵な図書館で、学ぶことが出来たことは大きな意義がありました。
「せんだいメディアテーク」では、指定管理者制度のメリットとして、企画力と図書館の意識が外向きになっている点を指定管理者側と図書館職員(市職員)側から伺うことができました。
司書にとって、一番必要なものはとの質問に、「コミュニケーション力」という答えが返ってきました。来館者が図書館に何を求めて(探しに)やってきているのかをキャッチする力が大切であることを学びました。
また、「多賀城市立図書館」の中島館長からは、司書の仕事の内容(単に本を貸すだけではない)に比べ、社会的評価が低いという課題が示され、司書の力・役割(幅広い知識、企画力)が問われていることなど、司書を目指す学生たちに、「社会に出てからも学び続けることの大切さ」を学ばせていただきました。
今回のワンディインターンシップでは、新しい図書館の在り方と新たな司書としての職場の可能性について知ることができました。さらに、図書館の現場で司書に求められる力と働く姿勢についても学ぶことができたことは大きな成果でした。