人気シリーズぐるぐる~教育学 みなさんはどうして学ぶの?~
キャリア教養学科の科目の中でも人気の高い「アカデミックスキルズ~ぐるぐる~」。学科の7人の教員の専門分野を、学生数人に分かれて毎週1分野ずつ“ぐるぐる”と教室を巡っては、教員それぞれの演習を受けるスタイルの授業のことです。
今回ご紹介するのは、生涯学習分野をメインとした三瓶先生の教育学の教室。まず初めに「どうしてみなさんは学ぶの?」という質問からスタート。
そして三瓶先生が尊敬している82歳でアプリ開発をした若宮正子さんの紹介から、再度
学ぶとは何だろう?について学生みんなから意見を出し合いました。「自分の祖母と比較すると信じられない。」「年齢ではなく楽しいと思う気持ちが大切。」「学ぶ意欲がすごいと思った。」などなど、一気に自分事になりました。
そこから生涯学習の原則や実践例を踏まえた授業が展開され、学生たちは学びに年齢は関係ないし、人生100年時代と言われ、さらにコロナ禍のために再認識されたVUCAの時代*に生き残るためには、学び続けることが必要であるということを実感したようです。最後に「成長には“どうせ分からない”は禁句」との言葉で締めくくられました。
三瓶先生の授業の特徴は、出席している学生たちの意見を上手に引き出し、一方通行ではなく自然と議論が活発になる仕組みと雰囲気を作りだすところです。学生たちの真剣でキラキラしたまなざしが特徴的な授業でした。
*VUCAの時代:Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字をとった現代を表す一つの表現。