キャリア教養学科 10分後に震度6強の地震が来ます。さあ、どうする?~地域をささえる消防団の存在と防災意識~
キャリア教養学科の1年生科目に「地域形成論」という授業があります。「コミュニティとか地域に貢献したいというけど、それはどういうこと?」という問いを第1講目から学生たちは投げかけられています。これはおそらく第15講の最後まで投げかけられる問いです。
さて、今回のテーマは「学生消防団という存在」です。
福島市消防本部からゲストを招き、地域消防団と消防署の役割の違い、学生だって消防団員になれるということ、消防団の役割とメリットは何か、安心安全な地域とは何かを説明していただきました。
授業の半ば、講師から投げかけられたのが、このホームページ記事のタイトルでした。
「10分後に震度6強の地震が来ます。さあ、どうする?」
学生たちは、机の下にもぐる、大声で「パニックにならないで。落ち着いて」と声を掛け合うなど多様な意見を出していました。中には「科目担当者の先生には、名簿の確保をお願いしたい。私たちの安否確認の際に、絶対必要なので」という声も・・・。
重要なのは、平常時に非常時のことを想像しておくこと。この習慣を大切にしてほしいという講師のメッセージに学生には相当大きく響いたようでした。
中には学生消防団に入ってみたい、地域の防災に貢献したいという声も・・・。
災害大国日本です。安心安全の地域は私たち一人一人の防災意識から始まりますね。