キャリア教養学科 学びは今、直結しなくても後で繋がる。 ~「キャリア形成論」:鍼灸師阿部すず夏さんのメッセージ~
今年も鍼灸師・阿部すず夏さんが「キャリア形成論」のゲストスピーカーとして登壇してくださいました。
阿部さんは本学キャリア教養学科を卒業したあと、仙台の専門学校へ進学し、鍼灸師の免許(国家資格)を取得。今は福島市の鍼灸院で鍼やお灸という施術を通じて、地域の皆さんの健康支援にあたっています。
学ばなくてはならないことが決まっている専門学校と自分で何を学ぶかを判断して授業を履修する本学のキャリア教養学科の学び方の違いを明らかにしたうえで、「自己投資的に徹底的に学んでください。今の環境は本当にぜいたくですよ」と在学生に強調していました。
それから本学のアクティブラーニングの学びの効果についても話してくださいました。
グループワークやプレゼンテーションは、視野を拡大したり、コミュニケーション能力や対応力を伸ばせたり、自己理解や生涯学習につながる気づきの宝庫だったそう。この学びは、多様な患者さんに向き合う今の仕事に非常に生かしているとのこと。
最後に、阿部さんは「人生100年時代と言われる中のわずか2年という短大生活。この2年をどのように過ごすか。それは本当に皆さん次第です。自分の身体のSOSを甘く見ないで健康を維持しながら、短大生活の充実化を図ってください」と力強くメッセージをくださいました。
卒業生だからこその言葉、そして医療職として活躍されているからこそのメッセージは、卒業生の胸にストレートに響いたようです。