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キャリア教養学科 伝え合う&受けとめ合う!チームビルディング演習


2022/06/23
 キャリア教養学科1年生必修科目「アカデミックスキルズ」の輪講型講義(通称“ぐるぐる”)もいよいよラストです。これまで“ぐるぐる”では、ユニークな専門性を持つ先生方の講義や演習に少人数で参画してきました。
 今回はファシリテーショングラフィッカーで臨床心理士&公認心理師の後藤先生が担当するチームビルディングの演習でした。
 ↓板書の写真です。ご覧の通り、黒板には重要ワードがどんどん書き込まれていきます!

 後藤先生曰く、会議やミーティングで参加者に「自由に」発言してもらうためには、最低限の安全感と安心感が必要なんだそうです。
 「意見を述べたとしても全否定されることはない」「恥をかかされたりしない」「人格を攻撃されることはない」って、当たり前と言えば当たり前ですが、話し合い&聴き合いの場ではものすごく大事なことです。
 そして、「この人たちにだったら、話しても大丈夫かもな」「たぶん、受けとめてもらえると思う」といった安心感(後藤先生はこの感情を「ここにいても大丈夫感」なんて呼んでいました)をちょっとずつ強化していくのがポイントとなります。

 意外な観点・新しい切り口・考えもしなかったアイディアというのは、こうしたコミュニケーションの積み重ねから生まれたりするんですよね。

【授業に参加した学生からの感想です。】
◆コミュケーションは“キャッチボール”なのに、私はすぐに打ち返してしまう時があるので、しっかりと相手を受けとめることが一番大事だと感じた。

◆自分自身の「当たり前」を他者に押しつけないことが有効な人間関係を築くカギである!

◆人によって意見が違っていて、話し合いをしている時とても楽しかった。「あー、確かに!!」となるものもあれば、「それも!?」みたいな意外な意見もあって、友達の知らない一面を見れたような気がしてよかったと思う。

◆たった一人の意見だけでは気づかないことでも、他の人の意見を聴くことで気づけることもあります。一人ひとりが孤立して誰とも関わらなかったら、この社会は成り立たないと思いました。

◆相手を肯定してからコミュニケーションをすることで、スムーズに会話ができるだけでなく、自分自身を開放できた。「自分は頭が固いからどうせアイディアなんて浮かばないよな…」と勝手に決めつけていたが、仲間とのコミュニケーションがそんな固定観念を壊してくれた。

 入学間もない1年生ながら、超実践的なコミュニケーション演習を通してしっかりと学びを深めてくれているようです。

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