【キャリア教養学科】多様だから思考力が鍛えられる ~鍼灸師の先輩から教えてもらう本学での学び方~
キャリア教養学科の卒業生は、多種多様な分野で活躍しています。
今回は、去年に引き続き鍼灸師として活躍している阿部すず夏さん(キャリア教養学科3期生)においでいただき、専門学校へ進学したからこそ分かるキャリア教養学科の魅力とキャリアの考え方をお話いただきました。
阿部さんは、入学前から「私には学力不足、視野の広さ、自信など不足しているものが多い」という自覚があり、さらにやりたいことが曖昧だったそうです。
友人の付き添いで本学のオープンキャンパスに参加した際に「やりたいことが未確定なら、キャリア教養学科へ入学して、本学の学びを踏み台にしちゃえばいいのに」と、本学の教員から言われたこの一言に、非常に大きな驚きを持ったとか・・・。
え?短大を踏み台にしていいの?
え?短大にそんなことをいう先生がいるの?
え?自分のキャリアって短大で探していいの?
この言葉をきっかけに本学に入学し、多くの人の健康維持に東洋医学から携わりたいという夢を見出し、鍼灸専門学校へ進学し、今、鍼灸師として医療福祉の分野で活躍しています。
専門学校は国家資格を取るための学びが軸ですから、授業は暗記中心ですし、ゴールもほぼ同じです。一方、キャリア教養学科は、履修する科目も自分で考え、授業でも答えがない問いを投げかけられ、とにかく思考力を求められます。さらにグループワークで多様な意見を交換・共有し、視野を広げていきます。「こういう点がキャリア教養学科の魅力なんですよ」と、改めて1年生に伝えてくれました。
阿部さんは「学生時代ほど自分の為に時間を割けるときはない」「今から思えば、重要なきっかけになることがあちこちにゴロゴロと落ちているから、少しでも気になることはやってみる。自己投資を強くお勧めしますよ」という力強いメッセージをお話してくださいました。
最後に「今、ちょうど急激に暑くなってきて季節の変わり目です。自律神経を含めて、自分の健康を過信せず、身体のSOSに謙虚に耳を傾けてね」と、鍼灸師らしい優しい言葉で締めくくってくださいました。
先輩の言葉は、学生たちに大いに刺さったようです。