【キャリア教養学科】三瓶ゼミ×NHK「語り部クロス」コラボ ~「伝承」から地域づくりを考える~
地域づくり・人づくりを研究する三瓶ゼミですが、今回はNHK福島の「語り部クロス」事業とコラボしました。「語り部クロス」は、NHK福島の武田健太アナウンサーが熱心に展開されている企画です。
今回は、大熊町在住で「ふたばプロジェクト」でご活躍の小泉良空さんをお招きして、東日本大震災当時から今に至るまでの生活の変化、心の揺らぎ、これからの希望・願望の「語り」をうかがいました。大熊町で被災し、それから10年以上も全国あちこちで避難生活をした小泉さんですが、「10年経っても心が落ち着く場所は大熊町!」と断言。「悲しい、かわいそうと思ってほしくない。その地域でやれることをやっているだけ」と、語り部を続けています。
小泉さんの自然体でホンネの「語り」を聞いた上で、学生グループ、小泉さん・武田アナグループ、そして三瓶ゼミが活性化に関わっている五十辺エリアの中澤さんグループで質問を作り、質疑応答を繰り返しました。
ゼロから始める双葉エリアの地域づくりですが、小泉さん曰く「人間のしぶとさが垣間見れる」「継承者は誰でもなれる」とのこと。そうです。私たち人間は、“しぶとさ”という力があります。3.11を経験した地で学ぶ者として、しぶとさを持ち、学びを継承し具体的に行動することが大事ですね。