【キャリア教養学科】ラーメン店主の想いを自己表現と地域づくりにつなげる ~「福島ラーメン組っ!」高橋わな美さんの講話~
突然ですが、みなさんはラーメン、好きですか?今や日本のソウルフードと言われるラーメンですが、福島でも有名なご当地ラーメンがたくさんあります。「福島ラーメン組っ!」のイラストレーター・高橋わな美さんは、福島や宮城、そして台湾などのラーメン店のオリジナルキャクターを作り、地域づくりを応援しています。今回の「地域形成論」では、どうしてそのような活動を行うようになったのかという思いとこれまでの経緯、そしてこれからのビジョンについてお話を伺いました。
わな美さんのイラストは、各店のラーメンの外見だけでなく、店主の趣味や人生経験、個性を引き出して表現されています。一人ひとりのキャラクターの名前、服装、アイテムすべてに理由があり、それはわな美さんが丁寧に店主とのコミュニケーションを取って作り上げたものです。
今や、「福島ラーメン組っ!」のシールやガチャガチャ、ぬいぐるみ、アクリルスタンド、マスク・・・いろいろとグッズ化も展開しており、その売り上げの一部は医療分野などへ寄付されていたりします。本授業の後半は、「福島ラーメン組っ!」コラボ先の赤十字血液センターの篠木さんからもお話があり、献血の重要性も解説していただきました。
学生たちからは
・「コモディティ化しないキャリアを自分で開拓しその時の社会状況の中で自分なりにできることを見つけ出している高橋さんの姿には、学ぶべきところがたくさんあった」
・「AIに仕事を奪われつつある今、人工知能ができない想像力・創造力が私たちにとって必要な力を改めて考えさせられた」
・「自己表現を通じて自分自身のアイデンティティを確立し、地域貢献ができるということを知ることができた」
・・・などの声が寄せられました。
学生たちは自らのキャリア形成に引き寄せつつ、地域づくりのアプローチは多様であることを学んだようです。