【最後のアッセンブリー ~また逢う日まで、ごきげんよう~】
3月12日は、卒業式。
桜の聖母に通うのは、今日が最後。
毎年、誰もが皆、同じ言葉を口にします。「もうちょっと、いたいね」と。実は学生だけでなく、先生たちも「もうちょっとで良いから、一緒にいれたらいいのに」と思っているのです。そんな切なさを胸に抱きながら、卒業式直前の最終アッセンブリーが始まりました。
アッセンブリーとは、つまり「集い」のこと。この2年間で、何度も学生たちはさまざまな目的のために全員で集い、そのたびにお互いの結束を深めてきました。そのつながりはこれからも続くけれど、これが最後のアッセンブリーです。
最初は「いよいよ卒業だね!」と楽しそうに会話を交わしていた学生たちも、やはり卒業の瞬間が近づくにつれて色々な思いが込み上げてくるのでしょうか。先生からのメッセージが続く内に、会場の510番教室は厳かでしんみりとした雰囲気になってきました。
あと15分で式が始まります。学位記を授与された瞬間から、もう学生ではありません。次の新しい世界に羽ばたくことになるのです。そんな緊張感が最高潮に達して、いよいよマリアンホール講堂に向かうとき三瓶千香子先生が大きな声で一言。
――「さあ、学生最後の“ごきげんよう”ですよ!」
ミッション・ステートメントである「義と平和」、そして人を思いやる優しさという聖母の伝統が、この一言に詰まっています。だからこそ一緒に学んだ仲間たち全員で、最後に美しく「ごきげんよう」で挨拶してから、堂々と式に向かうのです。去年も、そうでした。来年もおそらく、そうするでしょう。
一人ひとりの笑顔が、本当に素敵ですよね。そして皆さん、本当に素晴らしい学生でした。
さあ、いよいよ最後の晴れ舞台です。いってらっしゃい!
【動画】ごきげんようはコチラ→https://youtu.be/KZ9jAzvHAAk