田中ゼミの風景から ~自然に、楽しく、高度な学びを~
唐突ですが、クイズです。イギリスの正式な国名は?
おそらく、ほとんどの人は「えっ、何だっけ?」と戸惑うのではないでしょうか。正解は、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)。そしてこの名前からもわかるとおり、イギリスはそれぞれ独自の文化を持つ地域の連合体とも言えます。つい先日、イギリスではEUから離脱することが国民投票で決定されましたが、その背景にこのような文化や社会の仕組みが存在することを知っていると、より深い視点でこの問題を考えることができるのではないでしょうか。
さて、今回ご紹介するのは田中ゼミ(田中特研グループ)。キャリア教養学科ではそれぞれの専任教員が特別研究のゼミ、つまり少人数で実施する演習を担当しますが、田中ゼミには主に「文化と社会」に関連するテーマで研究を進めている学生が集っています。先ほどの話のように、文化や社会についての理論をしっかり学ぶことで、現代の世界を深く考える視点を養う――そんな意欲を持った学生たちが、今日も熱い議論を繰り広げていました。
田中ゼミの学生には、毎週必ず専門書を読み込み、研究計画を練り上げ、質の高いレジュメを作成し、自らの意見を明確に述べて議論を交わすことが求められます。「なんだか大変だなあ」と思うかもしれませんが、たしかに手軽ではありません。しかし、学生生活を手軽に済ませて何も残るものがなかった……なんてことは、避けたいですよね。だからこそ田中ゼミに限らず、キャリア教養学科では高度な学問を重視します。そして写真からも、学生たちがみんな自然に、楽しそうに議論を交わしている雰囲気が伝わるのでは。
キャリア教養学科のキャッチフレーズは「なりたいワタシに、なる」ですが、田中ゼミのモットーは「やりたい研究を、思い切り、楽しんでやる」。もちろん、その「やりたいこと」は学問でなければなりませんが、自分が本当に知りたいものと真剣に向き合うことができるなんて、人生のなかでそれほど多くありません。あなたも、キャリア教養学科で本当の「なりたいワタシ」と「やりたい研究」を実現してみませんか?