思考の“死角”を補い合うチームづくり
すっかりおなじみとなった、キャリア教養学科1年生の必修科目、「アカデミックスキルズ。」“ぐるぐる”と呼ばれるシリーズでは、各ゼミの学生が文字通り「ぐるぐる」と教室をめぐっては、様々な専門性を持つ先生の講義や演習にバランス良く参画します。バラエティーに富んだ学問領域を、おいしいトコ取りで学べるのが魅力です。
今回のテーマは、アクティブな学修と、チームワークを活性化するための「場」づくり。担当は、ファシリテーターで、ファシリテーショングラフィッカーで、臨床心理士の後藤先生です。
チームで目標達成に向かって作業をするときに大切なのは、そのベースとなる対人関係を円滑にすることですね。
少しずつでいいから、あせらず、ゆっくりとお互いに知り合う。異なる点よりも共通点に目を向ける。そして、打ちとけた「場」の空気感を共有(シェア)する。そのプロセスの積み重ねこそが、チームワークを発揮するための礎となっていくわけです。
下の写真は、一つのお題に対して、できるだけ異なる、ユニークな観点からアイディアを出し合っている様子です。笑顔でくつろぎながらも、しっかりディスカッションをしている雰囲気が伝わるでしょうか。
授業に参加した学生からの感想です。
「自分だけだったら、こんなにたくさんのアイディアは出なかったと思います。授業で学んだ“相乗効果”を実感した時間でした!」
「90分間があっと言う間だった。相手の言うことを否定せず、『あ、それ面白いね!』と一旦受け容れることで、話しがさらに盛り上がる。違った意見や見方があるからこそ、自分一人では見落としがちな思考の死角を補い合えるのだと思った」
主体的な学修者(アクティブ・ラーナー)として、着実に前進しているようですね☆