桜の聖母短期大学 キャリア教養学科
CEセミナー 2022 開催レポート
  • 即興パフォーマンス集団

桜の聖母短期大学 キャリア教養学科
CEセミナー 2022 開催レポート
@桜の聖母短期大学 第1学生ホール

scroll

INTRODUCTION

やって楽しむ!見て楽しむ!

「たぶん、セミナー中に50回は笑います」と評判の参加体験型コミュニケーション

友達や家族、先輩後輩、バイト先…。
ふだんのコミュニケーションって、どれくらいスムーズにいってますか?

人間関係で、以下のように考える人も少なくないかと思います。

  • いい人って思われたい。
    でも本当の自分はちょっと違う
  • 人と話すのが少しこわい…
  • 緊張しちゃってうまくいかない
  • 人にどう思われるかを気にしてしまう…
  • 相手のことを知りたい・聞きたいけど、でも…
  • 本音では自分のことをもっとわかってもらいたい


2022年夏、キャリア教養学科(CE)セミナーでは「他者とより良い形で関わっていくこと」「失敗を恐れずに自分を表現すること」「自分自身の選択で現実をクリエイトしていくこと」をテーマに、即興パフォーマンス集団 6-dim+[ロクディム]の皆さんを講師としてお招きしました。

今回のセミナーは「台本もあら筋も用意しない、自分と相手とのコミュニケーションから即興で物語をクリエイトする」という非常にユニークなスタイルです。会場は学生たちにとってはおなじみの短大第一学生ホール(カフェテリア)。期末試験終了直後の週末にもかかわらず、CE1〜2年生が振るって参加してくれました。

※本イベントはコロナ感染対策として3密を回避、体温チェック、マスク着用、アルコール消毒、換気を徹底し、通常よりも時間短縮をした上での少人数制にて開催されました。

ロクディム
http://6dim.com

兵庫出身の渡猛(わたりたけし)と福島出身のカタヨセヒロシが共同主宰を務める即興パフォーマンス集団。「この瞬間を一緒に笑おう。」をキーワードに、観客と一緒に「今、ここ」を「つくり」「たのしみ」「共感・体験・大笑い」する即興芝居×即興コメディパフォーマンスを中心に全6 名で活動している。
劇場のみならずカフェ、神社、学校など「いつもの場所をあっという間に『笑い溢れるコメディ空間』へ」変えながら日本各地をめぐっている。
2014 年末にNHK「スマイルキャラバン」に出演し、気仙沼(宮城)と陸前高田(岩手)でおこなった公演とワークショップの模様が、NHK総合「明日へ 1min.」「被災地に即興で笑いを」「明日へ―支えあおう ~ 証言記録 岩手大船渡市」にて放送された。また、即興芝居・即興コメディの経験から、近年は「コミュニケーション力」「発想力」「チームビルディング」を必要とする企業や教育機関から講師として呼ばれワークショップ活動もおこなっている。

PROGRAM

1.体験・体感する
ワークショップ

学生とロクディムメンバーが一緒に即興実演。即興で演じていく上で「他者とより良い形で関わっていくこと」「失敗を恐れずに表現すること」などを体験・体感します。

友達をランチに誘う〜ポジティブ篇・ネガティブ篇でやりとり〜一つのテーマに沿って、お互いを受け入れる「ポジティブなやりとり」と、お互いを受け入れない「ネガティブなやりとり」を行います。それぞれのバージョンを友達と演じてみた後で感じた事、思ったことを話し合いました。

例)
ネガ篇:
「ラーメン食べに行こう」
〉〉〉「昨日食べた~」
「カレー食べに行こう」 
〉〉〉「この辺に美味しいカレーや無いよ」
ポジ篇:
「ラーメン食べに行こう」
〉〉〉「いいね~この間新しいお店見つけたんだよ!」
「カレー食べに行こう」 
〉〉〉「昨日から食べたかったんだよ~どこ行く?」

「自分とは異なる存在である他者と協力をして物語を創造・共創する機会をつくる」ことを大切にした本セミナーは、ロクディムの楽しいファシリテーションのもと何が起こるか分からない状態からスタートしました。
ドキドキとワクワクが半々くらいの学生でしたが、しばらくすると少しずつですが自然に笑顔がこぼれ始めます。

2.みんなで
即興公演!

セミナー後半にはロクディムによる「ぷちライブ」が行われました。学生たち自らがセリフを書き、舞台に上がる、単なる鑑賞の枠を超えた参加体験型の即興芝居です
事前に様々な質問に答えたコメントカードを参加者それぞれが選びながら、「友達とカフェに来た時のやり取り」を即興公演しました。

質問例)
Q:3年前の自分に言いたい事
Q:失恋した友達へのアドバイスなど

VOICES

参│加│者│か│ら│の│声

  • 人とのコミュニケーションの楽しさを知り、否定できると言う選択肢が広がったと感じる。
  • 否定されると自分のが話せなくなってしまう。だけどうなずいたりそうだねとか言ってくれるとすごく気持ちが楽になって話しやすいと感じた。
  • 演じることは大切だと感じ、肯定するだけや否定するだけではなく、バランス良くすることが大事だと思いました。
  • 頭が真っ白になったら「真っ白!」と言っていいというのが、自分の言ったことに対して少し自信がもてたように感じられた。
  • 知らない人と話すことに楽しさを感じた
  • 否定されても言い方によっては癒されたので自分も反対意見の時は言い方をマイルドにしようと思った。
  • 自分の無理のない範囲で分からない時は分からないと言っていいこと。
  • コミュニケーションにおいて否定する言葉ばかりいってはお互い辛い気持ちになり会話が進まないと感じる。しかし好きじゃないことに対して、肯定し続けることも難しく感じた。嫌なことは嫌だと素直になることも大切だと今回から学ぶ。
  • 言葉が出なくなった時は真っ白!と言っていいというのがとても印象に残っている。相手との会話で言葉が出なくなっても、どうにかして絞り出さなければいけないと思っていた。しかし、真っ白!と自分の状況をあえて伝えることも大切なのだと知った。
  • コミュニケーションをとるためには否定だけをする、肯定だけをするだけでは相手は結局あなたは何がしたいのという不満を持ちやすくなる。コミュニケーションでは否定と肯定をそれぞれ適切に入れることが大切だと知ることができた。
キャリア教養学科1年
ユミコ さん
入学してからあまり話したことがなかった子とも意外に話せるんだなと思いました!!
夏休みに入っちゃうし、今日はとにかく人と話したくて。コミュニケーションは得意な方だって周りからは思われているみたいですけど…、内心はいろいろでした。
参加してみてとにかく楽しかったです!
質の高いコミュニケーションが
自分を知ることにつながる実感
私はあんまり緊張しないタイプなのですが、緊張しちゃった時は心拍数の変化ですぐ分かるので、意識して普段よりもゆっくり話すようにしています。料理や車の修理ならお金を払えば誰かに代わりをお願いできるけど、コミュニケーションは自分でするしかないじゃないですか!だから今回は何か吸収できたらいいなぁと思って申込みました。
今日は実際に即興でのコミュケーションをしてみて、その場に合わせて柔軟にアイディアを出すとか、自分はまだまだだな…と思いました。自分自身のコミュニケーションのクセや特徴って、自分で思っているほど十分には理解できてない…そこに気づけたのがよかったです!
キャリア教養学科1年
ハルカ さん

自分を知り、他者を知り、
そして身近なコミュニティと
世界を知る。
キャリア教養学科の学びは
まだまだ続きます―。

We are SEIBO!