栄養士・栄養教諭を目指す学生による食物アレルギー対応「冷やし中華&豆腐アイスクリーム」 食育クッキング教室
先日、7組の親子を対象に、福島市のこむこむで食物アレルギーの方でも安心して参加できる食育クッキング教室を開きました。企画担当は食物栄養専攻2年の中村さんです。食物アレルギーのある子どもたちやご家族が、安心・安全・豊かな食生活を送れるようにと、料理教室を企画・運営・評価するという特別研究を行っています。中村さん所属の木下ゼミの仲間たちもサポーターとして手伝いました。
メニューは、卵・乳・小麦を使わず五感を使って作って食べられる「冷やし中華」と「豆腐アイスクリーム」です。夏の暑い時期にぴったりで、満員御礼の企画となりました。冷やし中華の卵の代わりに、かぼちゃ・米粉・コーンスターチ・片栗粉などを使って卵焼きもどきを作りました。中華麺の代わりはとうもろこし麺、ハム(卵や小麦が入っていることが多い)の代わりは鶏肉です。
予想外に子どもたちが興味を示したのが、中村さん考案の「たれ」づくりです。小さじで砂糖1杯、酢2杯、醤油3杯、大さじで出汁4杯、最後にごま油小さじ半分。自分で量って混ぜて、最後に味見をする作業がとても楽しかったようです。理科の実験中のように、神経を集中させて取り組んでいました。
「料理」には、手順の理解、観察、計算、道具を使う、味覚、食品・調理・栄養の知識、飾りつけ、人に食べてもらう体験など、子どもたちの成長に繋がる多様な要素が含まれています。中村さんは栄養士の他に栄養教諭の教員免許も目指しているため、今回の食育クンキングの実践はとても良い経験になったようです。参加者のみなさん、こむこむ館の職員のみなさん、ご協力ありがとうございました。