「いただきます」上映会リポート(2)映像のすごさ、和食の力、食べたものがわたしになる!
生活科学科では、「保育・食育プロジェクト」の一環として、毎年「食と健康セミナー」として食育に関する講演会を開催しています。また、保育コースと食物栄養専攻の1年生全員で、作物や生き物のいのちの大切さを学ぶ食育体験のフィールドワークにも行っています。
今年の講演会は、9月30日(土)にドキュメンタリー映画「いただきます~みそをつくるこどもたち」の上映会イベントを開催し、約300名の方に参加していただきました。一般公開の午後の企画では「いただきます」の他に、「その後のはなちゃんのみそ汁 GIFT」の上映と、監督のオオタヴィンさんの講演会も併せて行い約260名(一般90名、こども保育コース・食物栄養専攻学生150名、教職員20名)が参加しました。
講演会では、日本人が昔から食べている和食(特に玄米、みそ汁、納豆)が遺伝子レベルで日本人の体質にとても合っていること、映画に出演していた高取保育園の子どもたちの撮影の秘話、「はなちゃんのみそ汁」の主人公である安武はなちゃん(高取保育園の卒園生)のその後の様子や成長についてお話ししていただきました。講演の後、監督は壇上からフロアに降りて、学生たちにマイクを渡しながら感想を聞いて下さいました。
午後の企画には、約40名の親子・学生が参加しました。下の写真は、サプライズで監督が親子上映会に来て挨拶をして下さっている様子です。映画が始まると大人の映画鑑賞の横で、子どもたちは暗闇の中でみそ玉づくりに取り組みました。詳しくは前の記事をご覧ください。https://www.sakuranoseibo.jp/child_list/11350/
参加者の感想をご紹介します。「アトピーの子どもが和食の力、大豆の力によって変化しているのを見て、和食のすばらしさを感じました」「食事は一番です。これから保育園、幼稚園などで上映されたら嬉しいです」「食の大切さをつくづく感じました」「食は自分を作る、自分で手前味噌を作る、特に印象に残りました」「食べることの大切さ、自分で身体を守ることを小さい頃から体験し学ぶことを、大人は寄り添い育てたいと強く感じました」「保育園の栄養士として働いていますが、改めて和食の大切さを知ることができました。明日からの業務の中で、和食の大切を伝え、子どもたちのために生かしていきたいと思います」「毎日の食事から少しでも子どもたちに伝えていきたいと思います」「念願の福島上映、しかも母校、最高でした。これから親になる人たちにもっともっと見てほしいです」「映像のすごさに感動しました」「心に響きました」「本当にすばらしかった」
映画「いただきます」は有志の寄付金と自主上映で運営されています。関心のある方はぜひHPをご覧ください。オオタ監督は福島での広がりを応援してくれています。http://itadakimasu-miso.jp/takatori.html