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「学生と子どもを育む“庭”」⑨ -庭仕事の途中で雨!さあ、どうする-?


 庭仕事の途中で、雨が降ってきました。
「雨だ~!」学生たちは庭仕事の手を止めて、屋根のあるところで雨宿り。庭で遊んでいた子どもたちも、一緒に雨宿り。
 それでも、大きなスコップでお仕事をしたくて、ウズウズしているHくん(2歳6か月)。みんなに「外に行きたいの?」「風邪ひいちゃうよ」「傘はある?」「雨合羽があると濡れないね」などと声を掛けられます。
 こんな小さな出来事でも、「保育」を考える機会になります。学生たちが子どもに掛ける言葉一つ一つに保育観がにじみ出ます。
 Hくんは、お母さんと学生たちの温かな眼差しに見守れて、空を見上げたり、スコップを触ったりしながら考えていました。
 雨の時は、どうしたら濡れないか、一緒に考えながら支度をして、雨の庭を散歩するのも楽しいですね。

 子どもに何を感じて欲しいか、何を考えて欲しいか、そして、どういう人間に育って欲しいか・・・学生たちは、人間教育を考えられる保育者になってくれることと信じています。

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