「学生と子どもを育む“庭”」⑩ -生き物が集まる庭にしたい-
庭に、小さな池ができました。“水辺の生き物が集まる場所を作りたい”と、学生たちが安心・安全なビオトープを考えてくれました。
庭に水場を作るにあたり学生たちがもっとも頭を悩ませたのは「水の危険性」と、それに伴う「安全対策」です。「子どもは10㎝の水深でも溺れる」ことを知り、その対策に時間を要しました。次に、生き物が好む環境を考えました。特別研究でビオトープの研究をしているこども保育コース2年のHさんが、近隣の園のビオトープを見学に行き、その時、メダカをいただいてきたようです。数日自宅で育てたところ、すっかり愛着が湧き、まるで親のような感覚になりました。
ようやく小さなビオトープが完成し、メダカの引っ越しです。
かわいいメダカちゃんが泳いでいますよ。
何匹いるかな?
この体験を通して、「なぜ、生き物を飼育するのか」を考えました。保育者が決めて進めるのではなく、子ども主体の飼育活動についても考えさせられました。