PBL授業「地域食生活論」今年もお口の健康フェアで食育の実践!
食物栄養専攻2年生は「地域食生活論」の一つ目のプロジェクトとして「お口の健康フェア」で食育活動を行いました。会場には800人以上の人が来場し、本学の食育コーナーでは約170人子どもたちがスタンプラリーに参加した他、大勢の大人の方々も立ち寄って下さいました。ありがとうございました。
食育体験のテーマは今年も「噛むことの大切さ」です。箱の中の食材を手触りだけで当てるクイズ、おやつの試食コーナー(するめ・せんべい・卵ボーロ)、噛む力が色の変化でわかる「咀嚼判定ガム」の体験、カルタ、着ぐるみのうさぎ「うさみちゃん」の劇、大人用クイズなど、昨年よりもさらにバージョンアップした内容の体験型学習を企画しました。
学生たちは、「なぜたくさん噛むことがよいのか?」について、かわいいイラストやわかりやすい言葉で、一生懸命説明しました。幼児からお年寄りの方まで幅広い年代の方々と直接お話しさせていただくことで、クイズに対する反応があって嬉しかったり、呼びかけても反応しない子どもたちの心理を考えたり、勉強不足だったことを反省したりと、それぞれに感じながら学ぶ機会になったようです。
アンケートには「学生さんの対応がよかった」「楽しく学べた」「子どもも大人も楽しめて良かったです」「子どもにやさしく接してくれて、子どもが興味を示したと思います」「子どもでも簡単にできるものが多くてよかった」と書いていただきました。本学では、栄養士・栄養教諭養成課程として、講義や実験・実習で理論を学びつつ、PBL授業を通して、リアリティのある現場で本物の子どもや大人の方を対象に実践をしてみる機会をたくさん設けています。相手からの反応があることで、より知識や技術を使いこなせるようになり、コミュニケーション力やチーム力も身につけることができます。
学生も教員も、喜びや苦労を共に体験し、しっかりと振り返りをして、一歩一歩成長していきます。