福祉学~ルワンダの教育を考える会~
福祉学は、全1年生が受講する桜の聖母独自の共通教育科目です。地域社会の現状と課題について授業で学び、実際のボランテイア活動を30時間以上行います。
1月18日最終回の今回は、「NPO法人ルワンダの教育を考える会」の永遠瑠 マリールイズさんのお話でした。
マリールイズさんは、1994年にルワンダで内戦が勃発して、3人のお子様と一緒に避難し、来日されました。そして縁あって、本学へ留学された方です。
「子どもがどこでも眠れるっていいですね。それは平和だからできること。」内戦時は、夜が怖かったそうです、夜が来ないで欲しいと心から祈ったそうです。避難して日本に着いた初めての夜のほっとした安心感は、一生忘れられないとの事でした。
そして今は福島で生活しながら、現地に学校を作る活動を続けていらっしゃいます。
*ルワンダの教育を考える会HP
また東日本大震災の後には、仮設住宅に通い、ルワンダのコーヒーや紅茶を振る舞い、アフリカの音楽や踊りで、みんなと楽しんでいるそうです。「難民キャンプにいたとき、私たちは本当に不安でした。東日本大震災が発生したときに私は何かをしなければと思った。私の手元にあったのはルワンダのコーヒーと紅茶だけだったけど、それを持ってとにかくみんなのもとにかけつけました。」その活動はCafe Rwandaとして今も続います。
マリールイズさんは2012年に日本国籍を取得され、2014年には日本とルワンダの相互理解の促進活動が認められ、外務大臣表彰を受賞されました。
そんな「地球市民」として、活動されている生き方に多くのことを考えさせられた時間になりました。また学生たちも、福祉学の最終回にふさわしい、視野が広がる学びになったと思います。
本当にありがとうございました。