福祉学 遠隔授業 こども保育コース編
~昨年度のボランティア経験を後輩に伝える2年生~
福祉学は、1年生全員が受講する桜の聖母独自の共通教育科目です。地域社会の現状と課題について授業で学び、昨年までは実際のボランテイア活動を30時間以上行ってきました。
今年は新型コロナウイルス感染症予防の関係で、遠隔授業でスタートしています。
福祉学の遠隔授業の特徴は、昨年受講した2年生がその学びの内容や経験を1年生に紹介するスタイルになっていることです。
今回はこども保育コースの2年生からの紹介です。
1.学内の地域の子育て支援に参加して
こども保育コース2年生は、昨年度、学内で開催される子育て支援「親と子のひろば」(短大運営)と「さくらっこ広場」(保護者運営)にボランティアとして何度も参加しました。その時の経験を後輩にスライドで説明してくれました。
こども保育コースの学生の多くは、保育の学びになる子どもと関われるボランティアに参加したいと考えていたようです。
「親と子のひろば」のボランティアを通して学んだこととして「毎回、学生で話し合い環境設定をしました。これは実習ではできない“親と子のひろば”ならではの学びでした。自分たちが意図を持ち、環境を考え、それに対して子どもたちはどのようにかかわっているのか考えることが出来ました」また、「子どもたちの帰った後の振り返りもあるのでそこでの意見交換は自分とは違った視点や考えを知ることができる機会となりました」と説明してくれました。そして、学びはもちろん、とても楽しく参加でき元気がもらえることを後輩に伝えてくれました。
最後に、子育て支援広場が再開したら、こども保育コースはもちろん、他学科専攻の学生にも参加して欲しいと勧めていました。
2.学外のボランテイア活動に参加して
学外のボランティアに参加した学生からの紹介です。今回の遠隔授業では、猪苗代町のたこ焼きボランティアで知り合った社会人の方とZOOMで対談しながら、ボランティアでの学びについて、後輩に伝えてくれました。 このボランティアでは、子どもたちと流しそうめんをしたり、子どもと遊んだりした様子を楽しそうに話してくれました。
お二人とも、ボランティアを通して、人とのつながりができること、様々な考えに触れることができることを経験から得たこととして挙げてくれていました。また、ボランティアでは全力で取り組むことで、相手に伝わること、理解してもらえることを体験を通して学んだということでした。
さらに、ボランティアは、人のためにするもので、自分のためにならないと思っていたが、ボランティアを経験することで自分のための時間なんだということに気付き、自分の価値観が変わったと話してくれました。また、様々な立場、年代の方と触れ合うことで、社会人力・対応力が身に付き、自主性も養われると話してくれました。
年度当初は、ボランティアワークを30時間もできないと思っていたが、楽しくてあっという間の時間だったと終始楽しそうに語ってくれました。
そして、「今後、福島のボランティア活動に参加して、お会いしましょう」と後輩たちに呼びかけていました。