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「新型コロナと憲法」を考える~キャリアデザインⅢ 編入支援クラス~


 COVID-19禍の中でも編入支援クラスの学生たちは、zoomによる講義やディスカッションによって、自らの編入志願理由の明確化や論理的な発言力の向上などに努めています。
 
 編入クラス第6講は、福島民友新聞社の竹内真人先生から「新型コロナと憲法」というテーマで講義をしていただきました。
 
 COVID-19感染拡大予防のために政府や自治体は多くの事業者に自粛要請をしましたが、それを憲法29条3項の損失補償制度に基づいて解釈すれば、どこまで休業補償はされるべきなんだろうか。また、憲法26条では、教育は義務であり、権利でもあると記されているとすれば、一斉休校によって通学できなくなった子どもたちの「学習権」はどうなるのだろうか。オンライン学習だけで、本当にその学習権や学習機会は守られるのだろうか。「学校に通う意味」というのは何だろうか・・・などを、竹内先生から投げかけられました。
 
 私たちは、普段、日本国憲法などほとんど読みません。が、この緊急事態だからこそ、危機混乱の中の道標となります。緊急事態を理由に、あるいは安全を理由に私たちの権利が不当に侵害される場合があるからです。
 
 一見、非常に堅苦しく難しそうな内容です。しかし、民主主義国家に生きる一人として、注意深くニュースを見る視点・視座を持つ必要がありますね。学生たちは、画面に映る竹内先生のスライドを凝視し、真剣にノートテイクをしていました。
 
 さて、学生たちはこのテーマで小論文を次回までに書いてこなくてはなりません。どのような論を展開し、論ずるのでしょうか。楽しみです。


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