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南相馬市の課題を考える ~オンラインでも充実・オンラインこそ充実の福島学~


 本学で多くの履修登録希望者を集める「福島学」。
 震災直後に設置されたこの科目は、年々変化している震災直後と現在の福島の課題をどう見ていくかを学生とともに考える学科、学年を問わない共通科目です。「地域づくりをしたい」という学生が「地域を知る視点や視座」を学びつつ、福島県で生き、学ぶ一人の人間としての当事者意識をはぐくむようなカリキュラムになっています。
 
 さて2020年度は、COVID-19の感染拡大防止の観点から、オンライン授業からスタートです。
 Zoomというテレビ会議システムを使って、第2講は、南相馬市の職員のみなさんも交えながら、福島県が抱える課題について調べてきたこと、なぜその課題に着目したのかをグループセッションで共有しました。第3講は、南相馬市職員から震災後の復興に向けた取り組みや相馬野馬追、南相馬サポーター事業などの講話をいただきました。特に興味深かったのは、今年の4月から杉並区から着任された職員が、南相馬がどう見えるのか、南相馬の魅力はどういう点か・・・というコメントでした。個人的見解だからこそリアルで、その説得力に学生たちも引き付けられたようです。
 
 本来なら、毎年のフィールドワーク対象地として必ず訪問する南相馬市。今のところ、COVID-19の収束状況の様子見に至っています。しかし、やはり実際その地を訪れ、その地の空気、雰囲気、地域の方々の体験談を五感を通して感じるのが本来の「福島学」らしい学びです。南相馬市に視察に行けるのは、そう遠くないかもしれません。
 

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