フランシスコ教皇のメッセージ ラウダート・シ ともに暮らす家(地球)を大切に
6月8日㈫キリスト教学Ⅰの第8講では、フランシスコ教皇からのメッセージ「ラウダート・シ」について学びました。
「ラウダート・シ」は、ともに暮らす家として、この地球を、そしてそこに暮らす人々を家族のように大切にしましょうというメッセージです。
教皇フランシスコは、尊敬するアッシジの聖フランシスコの名前を頂きました。
この聖フランシスコを描いた「ブラザーサン・シスタームーン」という、美しい映画を知っていますか。
アッシジの聖フランシスコ(1182-1226)は、イタリアのアッシジという町の裕福な家庭に生まれ育ちました。戦場から戻ったフランシスコは、生き方を変えます。彼の周りに集まった人々が彼と行動を共にし、やがて、当時のローマ教皇から修道会として認められます。
この映画は、以下のYouTubeで観られます。
授業の最後に、図書館で借りられるDVD映画「ブラザーサン・シスタームーン」の冒頭を鑑賞しました。
アッシジの聖フランシスコの生き方を変えたのは、聖書の次のみ言葉でした。
マタイによる福音書19章16~22節
イエスは言われた。「もし完全になりたいのなら、行って持ち物を売り払い、貧しい人々に施しなさい。そうすれば、天に富を積むことになる。それから、わたしに従いなさい。」 青年はこの言葉を聞き、悲しみながら立ち去った。たくさんの財産を持っていたからである。
聖フランシスコは、このみ言葉通りに生きた聖人でした。
そして、教皇フランシスコも、同じように生きようと、また、世界に、多くのメッセージを発信しています。世界平和を実現するためには、何より一人ひとりの心の平安が大切であることを示しています。
聖フランシスコは、私たちに「平和の祈り」を残し、授業で唱えました。
このパンデミックの中、世界中のどこかで、この「平和の祈り」が、今日も唱えられています。
アッシジの聖フランシスコ
主よ わたしをあなたの平和の道具としてお使い下さい
憎しみのあるところに愛を
いさかいのあるところにゆるしを
分裂のあるところに一致を
疑惑のあるところに信仰を
誤っているところに真理を
絶望のあるところに希望を
闇に光りを
悲しみのあるところによろこびをもたらすものとしてください
慰められるよりは慰めることを
理解されるよりは理解することを
愛されるよりは愛することを
わたしが求めますように
わたしたちは与えるから受け
ゆるすからゆるされ
自分を捨てて死に
永遠の命をいただくのですから