【編入支援クラス】生命科学と社会生活 ~コロナ禍の今だからこそ、未来を考える~
新型コロナの収束が全く見えてきません。まさに未確定・不安定・不明瞭・未知の世界です。このような状況を数年前から危惧し、警告していた人がいます。それはビル・ゲイツ氏。彼は私たちの世代が最も恐れ、準備を進めるべきなのは「戦争による核爆弾」ではなく「空気感染するウイルス」に対する対策だと論じていました。(「The next outbreak? We’re not ready-次の感染症は?私たちはまだその準備が出来ていない-」)
さて、今回のキャリアデザインの編入支援クラス。食物栄養専攻の市川先生による講義「生命科学と社会生活」は、このビル・ゲイツ氏の講演動画からスタートしました。この動画から私たちが今から意識すべきこと、取り組むべきことは何だろうという問いかけでした。
そのあとに話題提供されたのは、なんと「宇宙」!無重力の世界に長くいると、骨密度に影響があったり、しょっぱさが感じにくくなったりするそう。(知ってました?私は知りませんでした・・・)
そこからテーマは徐々に「遺伝子変異と遺伝子操作」へ。従来の品種改良と遺伝子組み換え・ゲノム編集の違いは何かを学んだうえで、バイオテクノロジーが私たちの生活のどのようなところに影響を与えていくかを問いかけられました。
効率的に健康で快適な社会生活を送りたい私たち。その一方で、生命倫理を熟考しなくてはならない私たち。ビル・ゲイツ氏がいうように、私たちは今から未来への「準備」を考えなくてはなりません。