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【福島学】「ここで、生きる~911、311、そしてコロナ禍~」映画上映会 ~震災からの10年間の人物の定点観測から福島を考える~


 2021年は、9.11からちょうど20年、そして3.11から10年という節目の年にあたります。今回の福島学は、映画「ここで、生きる~911,311,そしてコロナ禍~」を、地域の方々と共に鑑賞し、「生きるとはどういうことか」をともに考えました。
 ニューヨーク在住の我謝監督は3.11直後から被災地である宮城・福島を何度も訪問し、2年後、3年後、5年後、10年後・・・と、そこで強く生きる女性に定点的なフォーカスを当ててきた監督です。上映後にニューヨークの我謝京子監督から、当日の参加者に向けてのメッセージという形で、この映画制作のきっかけや想い、制作している中で感じたことを伝えていただきました。


学生たちからは多くの振り返りコメントが寄せられましたが、その一部を紹介しましょう。
 
▶人と人が関わって支えあっている場面が多くあった。一人ではできないことも、複数でならできる。人と人のつながりが活力になっていく様が、「人は人でなければ助けられない」という映画内の言葉通りと思った。
▶「5年後、10年後を見ながら今を生きていく」という言葉が、他科目「キャリア形成論」での学びと通じるものがある。辛いことは見ないようにしがちだが、直視した時に前に進めるという言葉も、先を見据えて今を生きると同じである。
▶自然の怖さを改めて知った。そこからSDGsのアジェンダ11「住み続けられるまちづくりを」と関連づけられる。未来のために、今を真剣に考えなければならない。
▶映画に出演していた女性のみなさんから優しさと強さが伝わった。特に優しく強くいること自体より「そうでありたい」「そうであり続けよう」という気持ちを持つことに福島の過去から逃げず見つめ乗り越えようとする女性たちの強い意志を感じた。
 
 最後に映画を視聴した皆さんの想いを共有するために、映画を観て感じたことを、桜の形のメッセージカードに書いていただきました。このたくさんの「言葉の桜」もまた、ニューヨークの我謝監督と共有させていただきました。


 福島ならではの課題、福島ならではの未来をどう見ていくか・・・。そのヒントを学生たちは得たようです。

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