1人でできること、10人でできること、大学全体でできることを考える ~福島学×SDGsの巻き込み作戦~
福島を教材に、地域を観る視座と具体的な問題解決力と実践力を身につける「福島学」。いよいよこの科目もSDGs(Sustainable Develop Goals)フェーズに入ってきました。
まずは自らのレポートの持ち寄りが重要です。調べっぱなしではなく、福島にかかわるドキュメンタリー動画や映画を視聴した上で福島独自の課題を自ら探し、「レポート」という形にアウトプットすることが求められます。
さらにお互いの問題意識を共有し、それをSDGsの17つのアジェンダのどれに注目し、結び付けられるか、各グループでディスカッション。それぞれの問題意識が異なるわけですから、ここで多角的な議論が展開されます。
そこからどのような具体的なアクションをするかを決めて、実際に夏休みから数か月、実践!そのあと、実践ができたかどうか、できなかった場合はどのような要因が考えられるか、修正が求められるかを考えました。
当然ですが、持続可能な社会を支えていくためには、ひとりでは到底不可能です。自分たちのグループ数名のアクションでも影響力は小さい。次のステップは「福島学を履修していない周囲の人々をどう巻き込むか」です。
今、学生たちには、自分たちが考えるSDGsアクションを多くの人に呼びかけるためのキャッチコピーと動画制作が課せられています。いよいよ「福島学2021」の集大成です。どのような作品が出来上がるのか。全学的な巻き込みが成功するのか・・・楽しみです。