【福島学】【国際女性会議WAW!】本会議場で本学学生が発表!!
12月3日(土)東京で開催された政府主催の国際女性会議WAWにおいて、本学のキャリア教養学科2年学生会長の岡部真林さんがパネリストとして登壇してきました。
この会議は、日本政府の最重要課題の1つであるジェンダー平等と女性のエンパワーメントを国内外で実現するための取組の一環として2014年から開催している国際会議であり、6回目の開催になります。
今回の経緯は先日開催された本学の学園祭あかしや祭において展示・発表した「福島学」の活動が、同会議の公式サイドイベントとなり、森まさこ内閣総理大臣補佐官が来学されたご縁で、決定したものです。
岡部さんが登壇した分科会は「女性と防災」。同分科会では、防災分野での意思決定プロセスや災害対応への女性の参画、被災地や避難所での対策が論点でした。
参加者は、各界を代表する素晴らしい皆さんでした。
・水鳥 真美 国連事務総長特別代表(防災担当)兼国連防災機関長
・アワ・マリ-・コル・セック セネガル大統領付国務大臣/採取産業透明性イニシアティブ・セネガル国家委員長/世界エイズ・結核・マラリア対策基金理事(オンライン)
・デボラ・コミニ UNICEF 東アジア・太平洋地域事務所代表
・吉村 美栄子 山形県知事
・池田 恵子 静岡大学副学長/教育学部教授
・石山 純恵 株式会社クリフ代表取締役
・鈴木 二三子 福島県国際女性教育振興会相談役(リソースパーソン)
岡部さんは自分のスピーチの順番が来ると、スッと立ち上がり「みなさんにお願いが1つあります。私をじっくり見てください。私は“かわいそうな人”や“哀れな女子”に見えますか」と投げかけました。
小学2年次に3.11を経験した岡部さんは、募金活動をしている途中に「福島の女性はかわいそうね。もうお嫁にいけないね」と、被ばくした若い女性への偏見・差別の経験談を話しました。そのうえで本学で履修した福島学×SDGsの学びの特徴を踏まえて、女性への偏見をなくすことも“防災”の一つであることを強調しました。
スピーチ終了後には、登壇者・分科会参加の方々からはお褒めのことばと質問攻め、他大学の学生からは〚福島学は聴講できないのですか?〛とお声がいただくほど大きな反響がありました。
また最後にラプラトウールという大役もあり、全分科会終了後に参加者全員がいる会場で分科会からの提言を発表しました。
また会場となった三田共用会議所内には「福島学」を紹介パネルも掲示され多くの方にご覧いただくと共に本学のパンフレットや資料も全てお持ち帰りいただきました。
今回の国際女性会議WAW!では、東日本大震災以降続けてきた本学オリジナル科目「福島学」にスポットがあたり、多くの方に紹介することができました。これを機にさらに注目された「福島学」ですが、3.11から年月が経てば立つほど重視される科目になるでしょう。
最後にこのような機会を頂きました関係者のみなさまに心より感謝申しあげます。
*国際女性会議「WAW!2022」について詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/fp/hr_ha/page22_003904.html