【国際平和論】沖縄研修 ~フェーズ1~
沖縄研修は、桜の聖母短期大学ニューホライズンプログラム(NHP)国内研修として行われます。このプログラムは1・2年生の共通科目「国際平和論」の授業として実施されています。
今回は3年ぶりの実施ということで、学生も楽しみにしていた沖縄研修。
今年度の研修は、①第2次世界大戦で大きな被害を被った沖縄戦跡を巡り、戦争の悲惨さを学びつつ、②沖縄の文化や自然、環境に触れ、未来型思考で平和を実現する大切さを学ぶことがテーマでした。
まず、①戦争の悲惨さを学ぶフェーズとして、平和祈念公園を訪問しました。公園の中には、平和の礎には24万人以上の人々の名前が刻まれており、これだけの人の命がなくなってしまったのかと呆然とする学生もいました。
公園の奥には都道府県別の慰霊碑があります。遠い故郷を離れ、沖縄で亡くなられてまった方々を慰め、平和を願う塔です。塔の形は磐梯山を表しているそうです。
桜の聖母短期大学らしく、献花の上、祈りを捧げました。
平和祈念公園は見晴らしのよい場所にあり、大変な絶景です。
平和への願いを込めて、皆でジャンプ!!
ひめゆり学徒の慰霊碑やひめゆり平和祈念資料館も訪問いたしました。
初めに慰霊碑の前で祈りを捧げます。
ひめゆり平和祈念資料館は、2021年にリニューアルされ、より若い人たちにわかりやすくバージョンアップされていました。
館内では、セーラー服を着た普通の女子学生の様子から、スカートからもんぺに代わっていく等の流れで展示がされており、徐々に戦争へと巻き込まれていく様子がよく分かります。
証言動画も多く、元ひめゆり学徒の方が「最初は、こんな酷いことになるなんて考えもしなかった」等と語られ、戦争をリアルに感じることができました。
学生たちと同年代のひめゆり学徒が看護要員として動員され、大変過酷な責務を強いられたというガマが残されており、命を失った方々がどのような人物だったのか等も丁寧に説明されていました。
じっくりと見学した後は、皆で、「沖縄そば」を食べました!
優しい味のおそばはとても美味しかったです。
更に、嘉手納基地を見学するため「道の駅かでな」にも行きました。
嘉手納基地は、道の駅のすぐ近くにあり臨場感もたっぷり。基地をみると今後も戦争が起きるかもしれないという危機感を覚えます。
道の駅の中には、展示室と嘉手納基地に関する動画を見ることができます。
夜にはクリスマスプレゼントをサンタさんから(実際は先生から・・)もらうことができました!!