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【国際平和論】沖縄研修


桜の聖母短期大学生だったら誰でも履修できる国際平和論。
過去の戦争を学びながら、今後の世界平和も考えていく科目です。
この科目では、事前や事後の講義だけでなく、第2次世界大戦で最も被害の大きかった沖縄にも出かけていきます。
今年度も、12/24~12/27の3泊4日の日程で、沖縄研修に行ってきましたので、その様子をダイジェストでご報告します!
 
仙台空港から飛行機に乗って、沖縄へ!
飛行機が初めての学生もいて、ドキドキのフライトでした。

【平和祈念公園】
平和祈念公園には、沖縄戦で命を落としてしまった福島出身の方々の慰霊塔「ふくしまの塔」があります。
最近では、平和の礎に訪れる方が多く、慰霊塔まで足を運ぶ人が少ないそうです。
少し歩くのですが、研修団では献花をし、お祈りをするのが恒例となっています。
故郷の福島を想いながら絶命された方々へ、心を込めて祈りました。

もちろん、平和の礎もしっかり訪問しました。
想像を絶する人数のお名前が刻まれており、沖縄戦の犠牲がどれだけの人の命を奪ったのかを実感できます。

平和祈念公園には資料館もあります。
今年、リニューアルされたばかりでしたが、沖縄戦の様子がリアルに展示されていて、戦争の恐ろしさを実感できました。

【ひめゆり祈念資料館】
ひめゆり祈念資料館では、学芸員の方からご講義いただきました。
学生達と同年代(少し若年)の女の子たちが、どのような境遇に追いやられてしまったのか、その中で、どのようにして生き残ったのか、どんな気持ちだったのか等々を証言ビデオを交えながら詳しくお話いただきました。

【嘉手納基地見学】
道の駅かでなから、嘉手納基地も見学しました。
展望台からは民家や道路のすぐ横に基地がある様子がよく見えます。

「道の駅かでな」の中には、資料館もあります。
筒の中に入ると、油の臭いやエンジン音の体験ができます。

【首里城見学】
首里城も訪問しました。
火災で焼失してしまった首里城ですが、復興に向け作業が続けられていました。

首里城公園内には、珍しい木々もあり、とても不思議な雰囲気でした。
福島とは違う自然に触れあえるのも沖縄研修ならでは、ですね。

【美ら海水族館】
美ら海水族館では、環境問題について学びました。
一見、環境問題と平和は無関係なような気がしますが、自然をないがしろにする考え方は、戦争に繋がりやすいのです。戦争で市民の命をないがしろにする考え方と同様だからです。
沖縄ではサンゴが減ってしまい、海の生き物の環境も悪くなっているそうです。
その上、私たち人間が出すプラスチックごみが海の生き物の命を奪っている事実もあり、水族館の中には、この問題に関する展示がなされています。


展示の最後には、きれいな海を守りたいという人々の気持ちがたくさん貼ってありました。
日本語だけでなく、外国語のものもありました。

これだけの訪問先を巡りますので、スケジュールは非常にタイトです。
それでも、学生たちは楽しむことを惜しみません!!
そこで、番外編として、学生達が楽しむ様子もご報告します。
 
皆で沖縄そばを食べました♪

海にも入りました♪

今年の沖縄研修も、みんな楽しく学ぶことができたようです。
1月には事後学習があり、レポート課題もあります。
まだまだ頑張っていきましょう!

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