オープンキャンパス報告 「紅茶のポリフェノール定量実験」「管理栄養士の先輩を招いて」
12月17日(日)のオープンキャンパスは、雪が降る中、クリスマスバージョンのプログラムでした。食物栄養専攻の1時間プログラムでは、学科紹介、ミニ模擬授業、学生・卒業生体験談などを行いました。
ミニ模擬授業では、最初に2種類の紅茶を飲み比べ、どちらがポリフェノールの成分が多いかを予想しました。その後、紅茶中のポリフェノールの一種のタンニンが鉄イオンと呈色反応を示す性質を利用して、酒石酸鉄試薬で発色させる定量方法を体験しました。紅茶抽出液に酒石酸鉄試薬とリン酸緩衝液を加えて混合して、光度計で吸光度を測定し、試飲した紅茶2種のどちらの方により多くタンニンが含まれているか調べました。最初はみんなピペットや試薬を扱うために緊張していたのか、とても静かでした。しかし、実験結果が出ると笑顔がみられほっとした表情になり、実験の面白さ、醍醐味を味わえたようで、何よりでした。
ゲストの卒業生は、本学を2年9か月前に卒業し、和洋女子大学健康栄養学類(千葉県にある管理栄養士養成課程)に編入学した渡邉さんです。渡邉さんは今年の春に管理栄養士国家試験に見事合格し、現在は福島県内の病院に勤務しています。管理栄養士として働いている1年目の感想や仕事内容、編入学の勉強法、聖母での授業を振り返っての思いなどを話してくれました。学内ツアーでは、調理実習室の調理機器や授業の様子について教員から説明しました。
また学科紹介の時間帯と同時に、入学予定者の方々を対象に、生物・化学の基礎知識の勉強会も行いました。入学前のプログラムとして、次は3月2日(金)の「特別研究発表会」と「入学前講座第2回目-調理の基礎講座」に参加していただくことをお勧めしています。ご都合がつく方は、ぜひご参加下さい。
1・2年生の方々は3月25日(日)の「オープンキャンパスwithアフタヌーンティー」にぜひご参加下さい。学生たちが、栄養士・フードコーディネーターの授業で学んだことを生かして、テーブルコーディネートをして、美味しい紅茶とお菓子をお出しする予定です。みなさんのご参加、お待ちしています!