食物栄養専攻　食品開発のための静かなマーケティングリサーチ「特別研究」

　食物栄養専攻2年生では、1年かけて取り組む「特別研究」（卒業研究）があり、健康科学、食生活、健康データサイエンス、食物学の4分野のいずれかに所属します。食物学ゼミでは、食品の栄養成分・機能性成分の分析、食品の嗜好調査・官能検査、食品開発など一人一テーマで研究を行っています。
　
　現在、食品開発系では機能性グミキャンディと節塩レトルト食品を企画しています。商品のレシピを考えたり試作したりする前に、まず必要となるのがマーケティングリサーチで、社会のニーズやこれから自身で新しく作る商品と既存商品を差別化するポイント等をチェックしていきます。先日、ゼミのメンバー協力の下、参考とする市販製品の外観や食味について試食を通して意見を共有しました。このような段階を踏んでアイディアが膨らみ、より具体的に作りたい商品をイメージできてきます。

　最終的には、昨年に引き続き福島市主催の直売イベント「軽トラ市」への出店・販売を目標に、商品のコンセプトを練っているところです。2商品とも地場産物を取り入れるため、福島市の新たな魅力を多くの方に届けられるように、学生らしい視点で細部までこだわってほしいと思います。今年はどんな商品ができあがるか今から楽しみです。

新型コロナウイルス感染予防・拡大防止のため、試食中は室内を換気しながら2m以上の間隔を開けて向かい合わずに着席し、マスクを外しての会話はしておりません。