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食物栄養専攻~栄養士活動論(その1)※~有機農業に関する理解促進講座~


 食物栄養専攻1年次の「栄養士活動論」では、栄養士の社会的役割と栄養士の業務について理解を深めるとともに、食の「開発」「演出」「運営」のクリエーターであるフードコーディネーター3級の資格取得に必要な知識と技能を身につけていきます。
 栄養や食事に関係する業務をしっかりこなすためには、その根本となる「食品」がどのように生産されているかを理解することが大切です。そこで、本科目では、福島県農業総合センター有機農業推進室にお願いして、「有機農業に関する理解促進講座」を開催していただきました。

 有機農業推進室のご担当者さまによる有機農業の概略紹介(有機JAS認証制度や福島県内の有機農業の状況などの解説)を行っていただいたあと、オーガニックふくしま安達の代表幹事さまに、二本松市東和地域における有機農業の取り組み事例についてご説明いただきました。このような取り組みによって生産された農作物は、学生たちが普段利用しているスーパーなどでもよく見かけるものであり、比較的身近な存在として意識はしていましたが、「有機農業の定義」「農業の6次産業化」などの重要事項を、実際の取組みを事例としてわかりやすく解説していただくことで、食材そのものや生産・加工・流通についての知識を深め、どのように活用していくのか、という、栄養士・フードコーディネーターとしての活動へ向けた意識が高まることにつながりました。学生たちは疑問に思ったことを積極的に質問しており、また、講義前と講義後にそれぞれアンケートを行ったのですが、やはり、講義後には有機農業に対する意識が大きく変化しており、自分たちは食品の利活用を指導していく立場になっていくのだという気持ちを育てることができたようです。
 改めて、このような貴重なお話を聞く機会を設けていただいた関係各位に感謝申し上げます。
 食物栄養専攻では、専攻教員による通常授業や実習以外にも、このような形で多彩な学びの機会を確保して、社会のニーズに合わせた主体的な活動を行える栄養士の養成に努めていきます。
 
※本科目は、2022年度から「フードコーディネート論I」と改称します。食物栄養専攻における栄養士取得に必要な科目に加え、「フードコーディネート論I」「フードコーディネート論II」を履修することで、フードサイエンティスト3級の資格を取得することができます。

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