臨床栄養学実習 すっかり魚料理が上手になりました♪ 五分粥食「煮魚」と全粥食「ホイル焼き(ホワイトソースがけ)」
食物栄養専攻2年生の前半クラスは「臨床栄養学実習」の6回目に、流動食より少し消化能力が必要な「易消化食(五分粥食・全粥食)」を作りました。
1年半にわたる様々な調理実習のおかげで、学生たちはとても調理技術が上達しています。特に、治療食としてよく登場する煮魚やホワイトソースを上手に作れるようになり、9月の家庭料理技能検定の実技試験で出題されても、きっと大丈夫です!
五分粥食の内容は、五分粥、かきたま汁、煮魚、煮浸し、りんごのコンポートです。どれもやさしい味付けで、軟らかく煮てあり、消化によく作れていました。
全粥食の内容は、全粥、かきたま汁、魚のホイル焼きのホワイトソースかけ、付け合わせの粉ふきいも、お浸し、オレンジゼリーです。全粥と五分粥の、材料の違い、栄養価の違いも学びました。
どちらの料理も、米、魚、ほうれん草、人参を使ったメニューですが、食材の切り方、味付け、加熱時間などを変え、比較して食べました。実習後には、患者さんの立場、栄養士の立場、チームとして、3つの視点でノートに振り返りを書き提出します。
この授業の最初の頃は、予習の程度やチーム内のコミュニケーション不足により、予定よりも時間がかかってしまうことも時々ありましたが、今では時計を見ながら、余裕をもって進められるようになりました。前期の残りの授業では、糖尿病レシピコンテストの準備や、赤ちゃんのためのミルクづくり実習をします。
1年半、栄養士としての基礎をしっかり学んだ後、いよいよ9月には「給食管理学外実習」として保育園・病院・福祉施設・事業所(企業など)で1週間にわたって栄養士の現場実習を経験します。