学長挨拶
学長就任のご挨拶
2024年4月1日付で西内みなみ前学長の後任として、第10代桜の聖母短期大学学長に就任することとなりました。学長として、桜の聖母短期大学が魅力ある短期大学、選ばれる短期大学として福島の地に在り続けるために力を尽くしたいと思います。
私たちは今、先行きが不透明で将来の予測が困難な時代に生きています。グローバル化やデジタル化が急速に進展し、また、世界を見渡せば戦争や紛争が繰り返されています。自然災害も後を絶ちません。このように変化が激しく複雑で、なおかつ想定外のことが発生し予測が困難な時代を生き抜くためには、その流れや変化を読み取りながら柔軟に対応し、またスピード感をもって変化していくことが求められます。1955(昭和30)年に英語科と家政科の2学科体制でスタートした桜の聖母短期大学は、時代の流れや地域社会のニーズ、受験生の動向などをみながら変化してきました。そして、その時代を生き抜く人材を社会に送り出してきました。
一方、先行きが不透明で将来の予測が困難な時代だからこそ、急速な流れや変化に動じないことも大切であると思います。桜の聖母短期大学は、建学の精神として「カトリックの精神に根ざした人間観・世界観に基づく知的・倫理的見識を養い、豊かな心と深い教養をもって、愛と奉仕に生きる良き社会人を育成すること」を掲げ、建学以来、変わらぬ建学の精神に基づいた教育を通して確かな人材を育成し社会に送り出してきました。
桜の聖母短期大学は非常に小さな短期大学ですが、これまでに10,000人を超える卒業生を送り出し、それぞれの場所で活躍しています。これからも、時流に応じて変化しつつ、建学の精神を大切にしながら「愛と奉仕に生きる良き社会人」を社会に送り出していきたいと考えています。
本学を応援してくださる皆様とともに、皆様のお力添えをいただきながら、桜の聖母短期大学の未来を創っていきたいと思います。
これまでと同様に、皆様の暖かいご支援とご協力を頂戴できれば幸甚に存じます。
桜の聖母短期大学学長 坂本 真一