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美味しいりんご、町の人の優しさ、町の繁栄を願って「国見町りんごスイーツプロジェクト」


 食物栄養専攻の2年生は「地域食生活論」の授業で「国見町りんごスイーツプロジェクト」に取り組んできました。先日、5つの班が考えて試作を重ねてきたスイーツについて、町の方に発表し、実際に試食していただきました。今年度の条件は、町の特産品であるりんごを使った日持ちする土産物の菓子です。

 学生たちは、1年生の時に履修した共通教育「福島学」や「食育論」で国見町と出会い、2年生になってからも国見町を訪ねました。農家さんが大切に育ててきたりんごの味が生かされるように工夫したり、国見らしい名前をつけたり、フィールドワークで体験してきた町の良さが伝わるようなお菓子にしたりと、工夫をしてきました。7月に入ってからは、国見町の職員さんやパティシエの方からの助言を参考に、毎日のように試作し、話し合い、改良を重ねてきました。

 V班が考案したスイーツは「国見アップルパウンドケーキ」です。たくさんのりんごと小豆が入った焼き菓子です。

 W班は、たっぷりのりんごを挟んだケーキの上に、イギリスのお菓子のタフィー、ピスタチオ、くるみをのせました。見た目もコンセプトもおしゃれな「国見のアップルリング」を考案しました。

 X班が考案したスイーツは、国見町の名所である阿津賀志山防塁の緑の丘、町の人の優しさのイメージを盛り込んだ「もちもち国見羊羹」です。羊羹の上にのっている金粉は、国見町のこれからの繁栄を表しているそうです。試食した方には、羊羹好きの方が多く、会場で反響が大きかった1品です。

 Y班は、ラングドシャと国見を合体させた名称の「クニミ・ド・シャ」というスイーツを考えました。黒ゴマ、バタークリーム、りんごを挟んだ焼き菓子です。ラングドシャはりんごの形をしています。

 Z班が考案した「ポムブッセ」は、33名の町の方による評価(味、食べやすさ、見た目、りんごが生きているかどうかなど)で、一番高い得点を獲得しました。甘酸っぱいりんごのジャムをふわふわのブッセで挟んでいる上品なお菓子です。

 学生たちは2つの「いちいコラボ弁当プロジェクト」「国見りんごスイーツプロジェクト」の経験を通して、コラボする相手や依頼者のニーズや思いを忘れず、ぶれずに進めること、食材や調理に関する知識・技術を向上させること、チームで活動する時のメリットと他者への配慮など、大学の教室で講義・実験・実習では得られない、多くのことを学んだようです。
 
 ご協力いただいた国見町の農家さん、住民の方、道の駅・役場のみなさん、ありがとうございました。
 
 5つのレシピは、国見町まちづくり交流課に引き継ぎ、今後、道の駅「あつかしの郷」で販売していただく予定です。売り場に並ぶようになったら、本学ホームページ等でお知らせしますので、お楽しみに!ちなみに、道の駅の「ももたんカフェ」で、以前開発した3種類の桃のスイーツの販売が再開されているそうですので、ぜひご購入下さい。
 
【福島民友新聞掲載記事】  http://www.minyu-net.com/news/news/FM20180722-290991.php

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